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聖マリアンナ医科大学 心臓血管外科

〒216-8511
川崎市宮前区菅生2-16-1
聖マリアンナ医科大学 心臓血管外科

疾患について

受診をご希望の方

学校法人聖マリアンナ医科大学
心臓血管外科
044-977-8111

月〜金 11:30 〜 16:00
10:00 〜 12:30

心臓の病気は、一時を争う重病の場合があります。
症状が現れたらすぐに救急外来へお越し下さい。

ご来院の方へのご案内

先天性心疾患

小児心臓血管外科部門は、小児循環器専門医、心臓血管外科専門医の近田正英と心臓血管外科専門医の小野裕國が主として治療にあたっています。
新生児心疾患から成人先天性心疾患まで、新生児科、小児循環器科、循環器内科、産科と連携して対応しております。新生児心疾患は妊娠中の胎児期から胎児心臓超音波で経過観察を行い、出産管理を行って対応しています。小児期の心疾患に対しては、無理のない無輸血開心術、低侵襲手術を行っております。入院期間は通常1-2週間で、通院状況により柔軟に対応致します。成人先天性心疾患は最近増加傾向であり、専門外来を開設し、小児循環器科、循環器内科、心臓血管外科で協力して治療にあたっています。

当院での種々の先天性心疾患への対応

  • 妊娠中胎児の段階で心疾患が疑われた方は、当院産婦人科にて胎児心臓超音波専門医に検査を受けて頂きます。必要があれば出産管理を当院で行い、出生後はNICUにて新生児循環器医が対応致します。
  • 当院NICUは川崎市でも有数の設備を誇っており、すべての心疾患に対応致します。当院のみで対応が困難な症例は、国立成育医療センターと連携して対応させていただきます。
  • 乳児期、小児期の心疾患は、小児循環器科が窓口となり、心臓血管外科と協力して対応しております。
  • 成人期の心疾患は、循環器科、小児循環器科、心臓血管外科で協力して対応し、成人期に伴う各種疾患また精神的な援助も大学病院の特性を生かして対処いたします。

先天性心疾患の治療法

心房中隔欠損症

カテーテル治療で根治可能な方は、専門病院をご紹介しております。不整脈や三尖弁閉鎖不全症を合併した方、カテーテル治療に不安を感じる方は、開心術を受けて頂きます。入院は1週間でなるべく小さな傷で手術を行っています。乳児以外の方は可能な限り無輸血手術を行っています。

心室中隔欠損

カテーテル治療は本邦では行われていません。カテーテル検査を受けていただき、手術適応と判断された方は、開心術が必要となります。入院は1-2週間で、退院後頻回に通院する必要がない状態で退院となります。

ファロー四徴症

新生児期、乳児期早期にチアノーゼが強い場合は、シャント手術が必要になります。根治手術は1歳前後で受けて頂きます。入院期間は2週間前後です。

完全型心内膜床欠損症

新生児期に肺動脈絞扼術を受けて頂き、1歳前後で根治術を受けて頂きます。入院期間は2-3週間です。

単心室症

状態により、肺動脈絞扼術かシャント手術を新生児期、乳児期早期に受けて頂きます。Glenn手術という機能的根治術の前の姑息手術を6か月から1歳までに受けて頂きます。機能的根治術のFontan型手術は、2歳前後になります。

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